苫小牧埠頭株式会社(本社 北海道苫小牧市、代表取締役社長 海津 尚夫 、 以下 「 当社 」。 )は、「北海道ハズマット*・ゲートウェイ」プロジェクトの第一期エリアに建設中の定温危険物倉庫を竣工し2025年7月より営業開始することといたしました。
*ハズマットとは、HAZardous MATerials(危険物)の略語(HAZMAT)です。
北海道で開発・製造が行われる世界最先端のロジック半導体の化学品原材料は、各種規制において危険物として専門的管理が求められるとともに、道外から苫小牧港を経由して輸送・保管されることとなります。また、北海道の「海」・「空」を代表し近接する港である苫小牧港と新千歳空港(いわゆる「ダブルポート」)の周辺では企業立地が加速しつつあり、半導体関連産業の集積も期待されています。
このような状況下、危険物を集中・専門的に取り扱う倉庫需要への対応が求められているものと考えており、当社は、こうした需要に対応すべく、苫小牧港西港晴海地区に、今般竣工した倉庫を含む危険物の物流拠点を整備する「北海道ハズマット・ゲートウェイ」プロジェクトを展開することとしています。
第1期エリアは建物4棟の危険物倉庫群から構成され、当社が所有・施設管理、日本通運株式会社が利用を行うこととしています。
なお、危険物倉庫の第2棟目である多温度帯危険物倉庫の営業開始は2025年8月、高圧ガス倉庫2棟は2025年12月を予定しております。
当社は、2022年11月に策定した「TOMAF2025 2022~2025年度中期経営計画」の事業戦略において、領域を広げる分野のひとつとして危険物の取扱い強化を掲げているところです。当社は、第1期エリアにおける取組みの確実な遂行を図るとともに、今後、危険物を安全に取り扱う実績・ノウハウを積み重ね、規模・用途の更なる拡張を通じ、北海道の産業活性化、物流高度化への貢献を目指してまいります。
「北海道ハズマット・ゲートウェイ」プロジェクト始動のお知らせ
以上