Who we are

苫小牧港発の飽くなき挑戦

北海道の産業と暮らしを支える北の物流拠点

苫小牧港は、1963年に開港した世界初の内陸堀込港湾の西港区と、1980年に開港した東港区からなり、1981年には国際拠点海上輸送網の拠点として「国際拠点港湾」に指定されています。現在は、内貿取扱貨物量が全国一、道内港湾貨物の半数以上を取り扱う北日本最大の港湾に成長しました。苫小牧港長期構想(2019年3月策定)では、苫小牧港の将来を目指す姿として「北海道スマートポート~国内物流の効率化を先導する港~」、「北海道フードポート~北海道の「食」を世界へ届ける港~」、「北海道レジリエンスポート~道民・国民の命と暮らしを強くしなやかに守る港~」を提示しています。また、苫小牧港カーボンニュートラルポート(CNP)形成計画(2023年3月策定)では、港湾地域内や出入する船舶・車両から排出される温室効果ガスの排出をゼロにする取組を計画し、関係機関と連携して着実に実施することで、我が国全体の脱炭素社会の実現に貢献することとしています。

物流企業としての歩み

当社は、開港後の苫小牧港の貨物輸送需要に対応すべく倉庫業、港湾運送業を担う会社として1960年に設立されました。設立趣意書には、「その公共的使命を深く認識の上、理想的取り扱い施設を整え、貨物の積降、荷捌き及び保管等の事業を行い、もって北海道並びに日本経済の伸長に寄与したい」と設立目的を謳っております。苫小牧港開港と同じ1963年に倉庫、港湾運送の営業を開始しました。1970年に穀物サイロ事業を開始し、穀物サイロや飼料専用倉庫で飼料原料の保管や加工を行っています。1974年に灯油等の石油製品を貯蔵するタンクを設置し、現在は苫小牧と石狩とでオイルターミナル事業を運営しています。2020年に、苫小牧東港において「北海道クールロジスティクスプレイス(温度管理型冷凍冷蔵庫)」の営業を開始し、本施設を中核施設として、食産業の高付加価値化、道産品の輸出拡大に貢献するための取り組みを進めています。苫小牧の他にも道内外に拠点を構えて物流ネットワークを形成し、北海道の産業の発展に貢献しています。

時代の先を見据えた挑戦

我が国・北海道の人口減少・働き手不足、気候温暖化とカーボンニュートラルに向けた取り組みの加速、DX・AIの進展など、当社をとりまく環境は今後大きく変化することが予想されます。当社は、物流を知るプロフェッショナルとして、外部環境の変化に対応しながら、従来の枠組みにとらわれない新たな価値の創造への挑戦を積み重ね、北海道の食と農業の発展や、脱炭素・循環型社会の実現につながる分野を中心に、物流機能の川上・川下に事業領域を広げつつ、北海道および日本経済の持続的な発展に貢献していきます。

主要港湾取扱貨物量の推移
北海道港湾取扱貨物量のシェア
(2022年)
北海道港湾コンテナ取扱量のシェア
(2022年)