苫小牧埠頭株式会社(本社:北海道苫小牧市、代表取締役社長 海津 尚夫、以下「当社」。)は、2025年3月5日に当社オイルターミナル事業部苫小牧ターミナル(以下、「当社苫小牧ターミナル」。)において行われた経済産業省北海道経済産業局と陸上自衛隊北部方面隊による災害時燃料供給合同支援訓練に参加いたしました。
本訓練は、東日本大震災時に浮き彫りとなった「燃料の円滑供給」という課題を解決するため、北海道経済産業局及び陸上自衛隊北部方面隊が2015年度から実施しているものであり、今回が12回目の実施となります。当社の参加は通算3回目です。
今回の訓練では、厳冬期の荒天により地域が孤立し、広範囲にわたり大規模停電が発生する事態を想定し、その中でオホーツク・根室地方を中心に道東地域が大きく被災、燃料需給がひっ迫する状況を前提に実施されました。民間の輸送力では燃料供給が困難となることを前提に、陸上自衛隊北部方面隊の燃料タンク車により燃料を当社苫小牧ターミナルから、道東の災害時重要施設等(NHK網走テレビ・FM放送所<網走市>、北海道エネルギー株式会社セルフ番外地給油所<網走市>、陸上自衛隊釧路駐屯地標津分屯地羅臼分室<羅臼町>)に輸送する訓練を行いました。なお、実燃料を用いた訓練は今回が初めてです。
当社は、苫小牧ターミナルの出荷場において、陸上自衛隊北部方面隊の燃料タンク車への燃料の積み込み作業を実施したほか、ターミナル入構、積込み、出構までの一連の流れを確認致しました。
当社では、2022年11月に策定した「TOMAF2025 2022~2025年度中期経営計画」の社会課題解決への取組みにおいて、地域の持続的発展への貢献の一つとして「公民連携の危機管理」を掲げているところです。当社は今後とも、行政機関等と連携のうえ、地域の災害対応力向上に貢献してまいります。
令和6年度厳冬期 災害時燃料供給合同支援訓練への参加について.pdf
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